あいにくの雨となってしまったこの大会。シェルフォアは、我々浜松西Aが勝ち取りました。
この62年度は、ナックルフォアも浜松西Aが優勝し、初の総合優勝を勝ち取りました。
隣は連続出場を狙う浜松北Aと強豪湖西Aでした。
前半出遅れ、ラスト100mでやっと追いつき、0.92秒差で優勝を勝ち取りました。浜松西高ボート部、創部以来、念願だったインターハイ出場を決めた瞬間でした。
インターハイ出場クルー。左から、3安永光宏、2脇本武彦、S小笠原弘樹、B徳増秀彦。前列はC鈴木政晴。
全国大会出表を決め、OB会が部旗を作って寄付してくださいました。
旗手を務めるのは、脇本。後ろに見えるのは、ナックルフォア代表の清水南高、その後ろは、シングルスカル代表の浜松北高(鈴木)です。
8月開催にもかかわらず、さすが北海道。長袖のウェアでちょうどよいコンディションでした。
記念撮影。顧問の田中志先生と。
公式練習で、初めての借艇を経験。それまで、県内大会では地元佐鳴湖での大会だったため、自艇以外の艇に乗るのは初めての経験。デルタの艇のリギングに手こずりました。
大会の公式写真の撮影。この写真は、その後方から下級生の木下が撮影したものです。
リギングする脇本。当時はリギングの仕方も、この全国大会のために覚えたのでした。
予選に向かう。この時は、スタートに向かう途中で3番のクラッチが外れ、発艇委員に申告し、一度陸で調整し直したためスタートを待ってもらいました。
こうしたハプニングも初経験で、事前に田中先生から対応を聞いていなければ、そのまま諦めてスタートしてしまうところでした。
そしてスタートした予選レース。スタートには自信があったものの、全国で通用するかどうかは、このレースをするまで半信半疑でした。
しかし、スタート直後に飛びだして、自分たちの実力を信じることができました。
隣から追ってくるのは、本荘高(秋田)。この後、終盤に逆転されますが、予選は2位あがりだったため、後半は流しました。
準決勝をタイムの上では僅差の2位で抜け、決勝レースに臨む、直前ミーティングの様子です。
田中先生からは「3位と4位では大きな違いがある。前半からとばして、何が何でも3位に食い込め。」との作戦。この時は、「優勝できる」と信じていた時間です。
決勝レース終了。夢叶わず、全国の壁を思い知った4位。優勝は、準決勝では圧勝した八百津高校(岐阜)。大きなレース慣れしている経験の差で、決勝はスタートからぶっちぎられた。前半4位。中盤で1艇抜くも、終盤で予選で当たった本荘高校(秋田)に逆転を許し、結局前半のままの4位。高校3年間のボートが終わった瞬間です。
このあと、表彰式があったのですが、この記憶だけが、ほとんど抜け落ちています・・・。