−2年後の変化の様子−
研究論文
浜松市立入野中学校 科学部
@自分たちの足で自然環境を調べ、前回2年前の様子と比べる
<目的と方法>
<結果>
<考察> −2年前と比べて自分達の足で調べた環境−
〈目的〉
〈方法〉
@ 新川
新川の上流の様子です。佐鳴湖とつながっています。
新川の中流の様子です。
新川の下流の様子です。川の周囲はコンクリートで固められています。
新川の様子のまとめ 平成10年
点数 | @周りの様子 (田畑・人家 工場) |
A流れの様子 (中州・池・ 川原) |
B土手の様子 (やぶ・草・ コンクリート) |
C川原の利用の様子 (林・草はら・公園 ・グランド) |
D川原の植物 (植物の種類・数 |
E川原の島 (島の種類・数) |
F水の汚れ (水生昆虫・魚・ 汚れ) |
3点 | 川の周りは林 や畑で人家は 少ない。 |
広い川原を川 が曲がりくね っており川原 や中すの中に 池がある。 |
土手には林や 竹やぶがあり 下草も茂って いる。 |
自然の川原が ほとんどで、 草はらや林に なっている所 もある |
川原特有のカ ワラヨモギ・ ヤナギなどの 植物が多く、 植物の種類も 豊富である。 |
四季を通じて 鳥が多い。カ ワセミやチド リなどが見ら れる。巣もつ くっている。 |
水はよくすん でおりりカワ ゲラ・カゲロ ウなどの水生 昆虫・アユ・ ヤマメなどの 魚が多い。 |
2点 | 田や畑と人家 がまじってい る。 |
広い川原を川 が曲がりくね っている。中す や川原の池が 少ない。 |
草がよく茂っ ている。 |
自然の川原が 多く、グラン ド用に整備さ れている所は 3分の1以下 である。 |
オギやヨシな どの草はらは あるが、カワ ヨモギ・ヤナギ は見られない。 |
コサキ・セッカ・ オオヨシキリ・ ヒバリなどが 見られる。巣 もつくっている。 |
水はわりあい きれいで、モノ アラガイ・ハグロ トンボやコイ・ フナなどがいる。 |
1点 | 人家が土手の そば近くまで きている。 |
せまい川原を 川が曲がりく ねっている。 中すや川原の の池が少ない。 |
草が茂ってい る所もあるが ほとんどは石 やコンクリート で川岸をおお っている。 |
自然の川原が 半分以上残っ ているが、公 園やゴルフ場に なっている所が 3分の1以上 である。 |
本来の川原の 植物のなかまは 見られずオオ ブタクサやセ イタカアワダチ ソウなどが多い。 |
春や夏には見 かける鳥は少 ないが、冬に はユリカモメや セキレイ類が 見られる。 |
水はややにご っており、魚や 水生昆虫の種 類も数も減る。 シマイシビル ミズムシなど。 |
0点 | 人家や工場が 川のまわりに 密集している。 |
河原はほとん どなく、川は まっすぐ流れ ている。 |
コンクリートで 川岸を全部お おっている。 |
公園やゴルフ場 になっている 所が3分の2 以上ある。 |
オオバコなどの ふみつけられ てもじょうぶ な背たけの低い 植物が多い。 |
ドバト・カラス類 スズメぐらいが 見られるだけ。 |
水は非常ににご っており、エラ ミミズやユリイト ミミズなど。 |
新川の様子
新川の様子は、全体的には変わっていない。川原の様子は変わっておらず、水の汚れも変わっていない。川原の利用や植物の生え方は人間によってコンクリートにされ自然は全くなくなっている。川の周りにたてものが増えてきているので、水の汚れが心配である。
掘留川の中流の様子です。上流と同じくコンクリートの間から草が生えてきています。ここでも水面に水草が見られます。
掘留川の下流の様子です。河原はすっかり草木で覆われています。
堀留川の様子のまとめ 平成10年
点数 | @周りの様子 (田畑・人家 工場) |
A流れの様子 (中州・池・ 川原) |
B土手の様子 (やぶ・草・ コンクリート) |
C川原の利用の様子 (林・草はら・公園 ・グランド) |
D川原の植物 (植物の種類・数 |
E川原の島 (島の種類・数) |
F水の汚れ (水生昆虫・魚・ 汚れ) |
3点 | 川の周りは林 や畑で人家は 少ない。 |
広い川原を川 が曲がりくね っており川原 や中すの中に 池がある。 |
土手には林や 竹やぶがあり 下草も茂って いる。 |
自然の川原が ほとんどで、 草はらや林に なっている所 もある |
川原特有のカ ワラヨモギ・ ヤナギなどの 植物が多く、 植物の種類も 豊富である。 |
四季を通じて 鳥が多い。カ ワセミやチド リなどが見ら れる。巣もつ くっている。 |
水はよくすん でおりりカワ ゲラ・カゲロ ウなどの水生 昆虫・アユ・ ヤマメなどの 魚が多い。 |
2点 | 田や畑と人家 がまじってい る。 |
広い川原を川 が曲がりくね っている。中す や川原の池が 少ない。 |
草がよく茂っ ている。 |
自然の川原が 多く、グラン ド用に整備さ れている所は 3分の1以下 である。 |
オギやヨシな どの草はらは あるが、カワ ヨモギ・ヤナギ は見られない。 |
コサキ・セッカ・ オオヨシキリ・ ヒバリなどが 見られる。巣 もつくっている。 |
水はわりあい きれいで、モノ アラガイ・ハグロ トンボやコイ・ フナなどがいる。 |
1点 | 人家が土手の そば近くまで きている。 |
せまい川原を 川が曲がりく ねっている。 中すや川原の の池が少ない。 |
草が茂ってい る所もあるが ほとんどは石 やコンクリート で川岸をおお っている。 |
自然の川原が 半分以上残っ ているが、公 園やゴルフ場に なっている所が 3分の1以上 である。 |
本来の川原の 植物のなかまは 見られずオオ ブタクサやセ イタカアワダチ ソウなどが多い。 |
春や夏には見 かける鳥は少 ないが、冬に はユリカモメや セキレイ類が 見られる。 |
水はややにご っており、魚や 水生昆虫の種 類も数も減る。 シマイシビル ミズムシなど。 |
0点 | 人家や工場が 川のまわりに 密集している。 |
河原はほとん どなく、川は まっすぐ流れ ている。 |
コンクリートで 川岸を全部お おっている。 |
公園やゴルフ場 になっている 所が3分の2 以上ある。 |
オオバコなどの ふみつけられ てもじょうぶ な背たけの低い 植物が多い。 |
ドバト・カラス類 スズメぐらいが 見られるだけ。 |
水は非常ににご っており、エラ ミミズやユリイト ミミズなど。 |
堀留川の様子
堀留川の様子は全体的に良くなっている。特に川原の様子が良くなっている。川原には植物が増え、水もきれいになっているようである。ただし、川の周りの建物や川の流れは人間によって人工的なつくりにかえられてしまっている。そのため、水鳥は姿を消している。建物によって自然環境は悪くなっているが、川の周りの植物によってみずはきれいなままである。
東神田川の下流の様子です。自然の流れを工事によって広げています。上流は佐鳴湖とつながるようになります。
東神田川のさらに下流の様子です。このあたりは工事も終わり、もう少しいくと、新川、堀留川と合流します。
東神田川の様子のまとめ 平成10年
点数 | @周りの様子 (田畑・人家 工場) |
A流れの様子 (中州・池・ 川原) |
B土手の様子 (やぶ・草・ コンクリート) |
C川原の利用の様子 (林・草はら・公園 ・グランド) |
D川原の植物 (植物の種類・数 |
E川原の島 (島の種類・数) |
F水の汚れ (水生昆虫・魚・ 汚れ) |
3点 | 川の周りは林 や畑で人家は 少ない。 |
広い川原を川 が曲がりくね っており川原 や中すの中に 池がある。 |
土手には林や 竹やぶがあり 下草も茂って いる。 |
自然の川原が ほとんどで、 草はらや林に なっている所 もある |
川原特有のカ ワラヨモギ・ ヤナギなどの 植物が多く、 植物の種類も 豊富である。 |
四季を通じて 鳥が多い。カ ワセミやチド リなどが見ら れる。巣もつ くっている。 |
水はよくすん でおりりカワ ゲラ・カゲロ ウなどの水生 昆虫・アユ・ ヤマメなどの 魚が多い。 |
2点 | 田や畑と人家 がまじってい る。 |
広い川原を川 が曲がりくね っている。中す や川原の池が 少ない。 |
草がよく茂っ ている。 |
自然の川原が 多く、グラン ド用に整備さ れている所は 3分の1以下 である。 |
オギやヨシな どの草はらは あるが、カワ ヨモギ・ヤナギ は見られない。 |
コサキ・セッカ・ オオヨシキリ・ ヒバリなどが 見られる。巣 もつくっている。 |
水はわりあい きれいで、モノ アラガイ・ハグロ トンボやコイ・ フナなどがいる。 |
1点 | 人家が土手の そば近くまで きている。 |
せまい川原を 川が曲がりく ねっている。 中すや川原の の池が少ない。 |
草が茂ってい る所もあるが ほとんどは石 やコンクリート で川岸をおお っている。 |
自然の川原が 半分以上残っ ているが、公 園やゴルフ場に なっている所が 3分の1以上 である。 |
本来の川原の 植物のなかまは 見られずオオ ブタクサやセ イタカアワダチ ソウなどが多い。 |
春や夏には見 かける鳥は少 ないが、冬に はユリカモメや セキレイ類が 見られる。 |
水はややにご っており、魚や 水生昆虫の種 類も数も減る。 シマイシビル ミズムシなど。 |
0点 | 人家や工場が 川のまわりに 密集している。 |
河原はほとん どなく、川は まっすぐ流れ ている。 |
コンクリートで 川岸を全部お おっている。 |
公園やゴルフ場 になっている 所が3分の2 以上ある。 |
オオバコなどの ふみつけられ てもじょうぶ な背たけの低い 植物が多い。 |
ドバト・カラス類 スズメぐらいが 見られるだけ。 |
水は非常ににご っており、エラ ミミズやユリイト ミミズなど。 |
東神田川の様子
東神田川の様子は、全体的には悪くなっている。特に川原の様子が悪くなっている。川の周りの建物や水の汚れ具合は変わっていない。このことから、工事によって川の周りの様子が自然をなくしてきている。だが、今のところ水への影響はないようである。
境川の中流の様子です。川の周囲には、上流と同じく草が生えています。ここでも水中にオオカナダモが見られます。魚の姿もあります。
境川の下流の様子です。周囲はコンクリートで固められています。水中に水草、魚は見られません。
境川の様子のまとめ 平成10年
点数 | @周りの様子 (田畑・人家 工場) |
A流れの様子 (中州・池・ 川原) |
B土手の様子 (やぶ・草・ コンクリート) |
C川原の利用の様子 (林・草はら・公園 ・グランド) |
D川原の植物 (植物の種類・数 |
E川原の島 (島の種類・数) |
F水の汚れ (水生昆虫・魚・ 汚れ) |
3点 | 川の周りは林 や畑で人家は 少ない。 |
広い川原を川 が曲がりくね っており川原 や中すの中に 池がある。 |
土手には林や 竹やぶがあり 下草も茂って いる。 |
自然の川原が ほとんどで、 草はらや林に なっている所 もある |
川原特有のカ ワラヨモギ・ ヤナギなどの 植物が多く、 植物の種類も 豊富である。 |
四季を通じて 鳥が多い。カ ワセミやチド リなどが見ら れる。巣もつ くっている。 |
水はよくすん でおりりカワ ゲラ・カゲロ ウなどの水生 昆虫・アユ・ ヤマメなどの 魚が多い。 |
2点 | 田や畑と人家 がまじってい る。 |
広い川原を川 が曲がりくね っている。中す や川原の池が 少ない。 |
草がよく茂っ ている。 |
自然の川原が 多く、グラン ド用に整備さ れている所は 3分の1以下 である。 |
オギやヨシな どの草はらは あるが、カワ ヨモギ・ヤナギ は見られない。 |
コサキ・セッカ・ オオヨシキリ・ ヒバリなどが 見られる。巣 もつくっている。 |
水はわりあい きれいで、モノ アラガイ・ハグロ トンボやコイ・ フナなどがいる。 |
1点 | 人家が土手の そば近くまで きている。 |
せまい川原を 川が曲がりく ねっている。 中すや川原の の池が少ない。 |
草が茂ってい る所もあるが ほとんどは石 やコンクリート で川岸をおお っている。 |
自然の川原が 半分以上残っ ているが、公 園やゴルフ場に なっている所が 3分の1以上 である。 |
本来の川原の 植物のなかまは 見られずオオ ブタクサやセ イタカアワダチ ソウなどが多い。 |
春や夏には見 かける鳥は少 ないが、冬に はユリカモメや セキレイ類が 見られる。 |
水はややにご っており、魚や 水生昆虫の種 類も数も減る。 シマイシビル ミズムシなど。 |
0点 | 人家や工場が 川のまわりに 密集している。 |
河原はほとん どなく、川は まっすぐ流れ ている。 |
コンクリートで 川岸を全部お おっている。 |
公園やゴルフ場 になっている 所が3分の2 以上ある。 |
オオバコなどの ふみつけられ てもじょうぶ な背たけの低い 植物が多い。 |
ドバト・カラス類 スズメぐらいが 見られるだけ。 |
水は非常ににご っており、エラ ミミズやユリイト ミミズなど。 |
境川の様子
境川の様子は全体的には悪くなっている。特に土手と川原の様子が悪く、どれも、人間の手で自然を壊されている。ただし、川の周りの建物や、水の汚れは少なく、川の水は自然に近いままである。植物や鳥にとっては、住みにくい環境だが、水の汚れは二年前の様子を保っている。
<目的>
<方法>
<結果>
透視度
pH
溶存酸素
化学的酸素消費量(COD)
りん酸(PO4)
亜硝酸(NO2)
新川 | 堀留川 | 東神田川 | 境川 | |
透視度 | 悪い。周りに 人家が多い。 |
一番よい。上 流ではわき水 あり。 |
下流ほど悪い。上 流は田が多く,下 流は家が多い。 |
|
pH | 下流が悪い。 下流に行くと 家が増える。 |
中流がよい。 | 全体的に悪い。 中流はよい。 |
全体的によい。 |
溶存酸素 | 全体的によい | 全体的に悪い | 全体的に悪い。 上流が高く,中 が低い。 |
全体的に悪い。 |
COD | 上,中,下流へ行 くにしたがって悪 い。 |
中流だけが低い。 | ||
PO4 | 全体的に悪い 中流だけが他 の川と同じ。 |
全体的によい | 全体的によい。 | 上流,中流は悪い 下流だけが他の川 と同じ程度。 |
NO2 | 上流,中流は 悪い。下流は 低い。 |
全体的に悪い | 全体的によい。上 流は,やや悪い。 |
上流が非常に悪い 中流は,低い。 |
透視度 | pH | 溶存酸素 | COD | リン酸 | |
@佐鳴湖 | ○ | ○ | ○ | × | × |
A佐鳴湖横の池 | ○ | − | ○ | × | × |
B東神田川の上流 | × | − | ◎ | ○ | ○ |
C東神田川の中流 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ |
D3つの川の合流 | × | × | ○ | × | ○ |
新川、堀留川、東神田川の合流点の様子です。護岸工事によりくコンクリートで埋め立てられています。
新川で見られたボラの群です。この季節(春から夏)にかけては、佐鳴湖にもはねている姿が見られます。